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10人中9人が現在の生活に満足している?!引越しをした人の「生活の満足度 」を徹底調査!

更新日: 2023年8月29日

10人中9人が現在の生活に満足している?!引越しをした人の「生活の満足度」
を徹底調査!

新年度が始まり約2ヶ月半が経過しました。進学・就職・転職・異動等により、環境の変化があった方も少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。

引越し侍では、この春に引越し一括見積もりサイトを利用して引越しをした2,297名を対象に、『現在の生活の満足度(以下、「生活の満足度」という)』に関する調査を実施しました。

果たして、引越しをした人は新しい生活に満足しているのでしょうか。アンケート結果から分かったことを紹介していきます。

引越しをした人の「生活の満足度」

最初に、引越しをした人の「生活の満足度」について見ていきます。引越しをした人の「生活の満足度」は高いのでしょうか。それとも低いのでしょうか。

調査結果

引越しをした人のうち、10人中9人が現在の生活に満足していることが分かりました。
これは、内閣府の「国民生活に関する世論調査」と比べて「満足している」割合が約1.3倍も高い結果です。

■現在の生活の満足度(全体)

現在の生活の満足度について教えてください。(全体)

引越しをした人を対象に、生活の満足度についてアンケート調査を行ったところ、「非常に満足している」と答えた方が36.3%、「やや満足している」と答えた方が53.8%でした。
よって、現在の生活に対して「満足」と回答した方は合計で90.1%となります。

引越しをした人の「生活の満足度」はかなり高い結果となりましたが、引越しをしていない人も含めた国民全体の平均では、「生活の満足度」はどうなっているのでしょうか。

ここで、内閣府が発表した「国民生活に関する世論調査(平成28年7月)」の結果を見てみます。

【内閣府】国民生活に関する世論調査

(N=6,281)
出典:http://survey.gov-online.go.jp/h28/h28-life/zh/z02-1.html

内閣府の調査によると、「現在の生活にどの程度満足しているか」という設問に対して、「満足している」と答えた方は10.7%、「まあ満足している」と答えた方は59.4%です。
これらの合計から、全体の生活に対して「満足」と答えた方は合計で70.1%という結果になっています。

2つの調査データを比較すると、引越しをしている人は、内閣府の調査と比べて約1.3倍も「満足している」割合が高いことになります。

引越しをした人の「生活の満足度」が高い理由として、以下の3つが考えられます。

  • ライフステージの変化
  • 年収・預貯金額
  • 新居への満足感

まず、1つ目は「ライフステージの変化」です。
引越しは就学・就職・結婚・出産・子育て・住宅購入等に伴って行われる場合が多く、このようなライフステージの好転が影響している可能性が考えられます。
特に20代~40代ではライフステージの変化が大きくなるため、年代別の「生活の満足度」データには何か特徴が見られるかもしれません。

2つ目は「年収・預貯金額」です。
引越しにはある程度の資金が必要になるため、引越しをする人は年収が高い、または預貯金に余裕を持っている人である可能性があります。

3つ目は「新居への満足感」です。
引越しをして新しい生活を始める住居への、好意的な感情が影響しているという可能性も考えられます。

この3つの仮説を念頭に置きつつ、引越しをした人の「生活の満足度が高い」理由を詳しく検証していきましょう。

「生活の満足度」とライフステージの変化

前述の通り、引越しをした人の満足度が高い理由の一つとして、ライフステージの変化が影響している可能性が考えられます。
そこで、まずは引越しをした人の年代別に「生活満足度」を見ていきます。

1.年代別の「生活の満足度」

調査結果

年代別に「生活の満足度」を見ると、10代から30代までは満足度が高くなっていき、30代をピークにそれ以降は低下していく傾向となりました。

■生活の満足度(年代別)

現在の生活の満足度について教えてください。(年代別)

年代別に「生活の満足度」を比べてみると、「非常に満足している」と答えた方の割合は10代から30代にかけて増加し、30代では、全年代の最高値である45.2%に達します。
しかし、30代以降は徐々に減少し、60代では「非常に満足している」と答えた方の割合は16.0%にまで減少してしまいます。

一方、「あまり満足していない」「満足していない」と答えた方の割合は、20代から増加し始めて、60代以上では全体の20%を占める結果となりました。
社会人として働き始め、人生の分岐点が増えていく20代を境に「生活の満足度」は二極化していく傾向にあるようです。

それでは、全年代の中で「非常に満足している」と答えた方の割合が最も多い30代はどんな傾向があるのでしょうか。

2.30代の「生活の満足度」が高い理由

先ほどのデータから30代の「生活の満足度」が高いことが分かりましたが、なぜ30代は「生活の満足度」が高いのでしょうか。
30代の人はどんなライフステージの変化を迎えているのか、引越し理由からひも解いていきます。

調査結果

30代の引越し理由TOP3は

  • 結婚・同棲
  • 家を購入・建て替え・リフォーム
  • 転勤・転職・退職

…という結果になりました。

■30代の引越し理由

30代の引越し理由

30代の引越し理由TOP3は、
1位「転勤・転職・退職」、2位「家を購入・建て替え・リフォーム」、3位「結婚・同棲」です。

30代は結婚・出産・子育て・住宅購入等のライフイベントを迎える人が多く、ポジティブな理由から引越しをしている人が多いため、「生活の満足度」が高いと考えられます。

よって、前述1つ目の仮説の通り、引越しをした人の「生活の満足度」が高いのは、ライフステージの好転が影響している、と言えるでしょう。

「生活の満足度」と年収・預貯金額

次は、引越しをした人の「生活の満足度」が高い理由の2つ目に挙げていた、収入・預貯金について詳しくデータを見ていきましょう。

1.「年収」と「生活の満足度」の関係について

まずは、年収別の「生活の満足度」がどのような結果になったのか、という点について見ていきます。

調査結果

年収の増加と「生活の満足度」の向上は必ずしも比例するわけではなく、全年収の中で「非常に満足している」割合が最も高いのは、「年収500万円以下」となりました。

■生活の満足度(年収別)

現在の生活の満足度について教えてください。(年収別)

年収別に生活の満足度を見ると、年収200万円~500万円以下までは年収が増えるにつれて「非常に満足している」と答えた方の割合は増加していきます。
一方、「年収600万円以下」より高い年収の場合、年収の増加と「生活の満足度」は必ずしも連動しません。

一般的には、年収が高ければ高いほど「生活の満足度」も高くなるイメージを持ちますが、今回のアンケート結果を見ると、年収が高い人が必ずしも「生活の満足度」が高い、というわけではないようです。
もしかすると、年収が増えても、思い通りの生活が実現できていないのかもしれません。

ここで、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成28年)」の年収別「家計運営の評価」を見てみます。

※今回の調査では、「年収500万円以下」と答えた方の約60%が単身引越しのため、[単身世帯調査]のデータを引用しております。

【金融広報中央委員会】家計運営の評価(年収別)

出典:http://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2016/

上記のデータを見ると、家計運営の評価について「思ったよりゆとりのある家計運営が出来た」と答えた方は、年収が増えるにつれて増加していきます。
しかし、年収500万円以上の場合、「思ったよりゆとりのある家計運営が出来た」「思ったような家計運営が出来た」の合計値は、年収の増加に比例していないことが分かります。

ここから、年収が増加しても必ずしも思い通りの生活が実現できておらず、ゆえに「生活の満足度」も比例しない、と言えるのではないでしょうか。

ここまで、年収と「生活の満足度」の関係性についてお話してきました。

次は、「預貯金額」の観点から「生活の満足度」との関係を見ていきます。

2.「預貯金額」と「生活の満足度」の関係について

引越しをする人の「預貯金額」はどうなっているのでしょうか。まずは、年代別に結果を見ていきます。

調査結果

年代別に見ると、10代・20代は女性の方が平均の「預貯金額」は多いものの、40代以降では男性の方が平均の「預貯金額」が多くなります。

■年代別の平均預貯金額

あなたの預貯金額はいくらですか?(年代別平均)

※年代別に預貯金額の中央値を算出しております。

年代別に結果を見てみると、預貯金額は10代から30代にかけて増加し、30代から40代では横ばい、その後50代以降は減少していく結果となりました。

では、性別・年代別で詳しくデータ見ると、どのような傾向があるのでしょうか。

■性・年代別の平均預貯金額

あなたの預貯金額はいくらですか?(男性・年代別平均)

※女性・年代別に預貯金額の中央値を算出しております。

あなたの預貯金額はいくらですか?(女性・年代別平均)

※女性・年代別に預貯金額の中央値を算出しております。

性別・年代別にデータを見ると、同じ年代でも性別によって預貯金額に差が出ています。
10代・20代では、女性の方が預貯金額は多くなっていますが、40代以降では男性の方が多い結果となりました。

女性の場合、結婚・出産・育児等ライフステージの変化により働き方も大きく変化する可能性があるため、若いうちから貯蓄に対する意識が高く、預貯金額が多い傾向にあるのかもしれません。
また、男性60代以上が突出して預貯金額が多くなっているのは、退職金を受け取る人が多い年代だからと考えられます。

では、「預貯金額」と「生活の満足度」の関係はどうなっているのでしょうか。
「生活の満足度」別の預貯金額について見ていきます。

調査結果

今回の調査では「預貯金額」の多さと「生活の満足度」の高さは必ずしも連動しない、という結果になりました。

■生活の満足度別の平均預貯金額

あなたの預貯金額はいくらですか?(生活の満足度別平均)

※生活の満足度別に預貯金額の中央値で算出しております。

「非常に満足している」と答えた方の預貯金額は\1,000,000となり、その他と比べて最も多い「預貯金額」となりました。
ただ、「満足していない」と答えた方の預貯金額は「非常に満足している」に次いで2番目に多く、今回の調査では「預貯金額」と「生活の満足度」に関連が見られない結果となりました。

先ほどの「年収」と「生活の満足度」の関係も合わせると、冒頭の仮説2つ目、年収・預貯金額が引越しをした人の「生活の満足度」が高くなる理由ではないことが分かりました。

「生活の満足度」と新居への満足感

最後に、引越しをした人の「生活の満足度」が高い理由の3つ目に挙げていた、新生活を始めた住居に対する満足感について検証していきましょう。

家賃が高いほど条件の良い住居に住むことが出来るため、今回の調査では、家賃と「生活の満足度」との関係を見ていくことにします。

引越し前後の家賃と「生活の満足度」の関係について

調査結果

「非常に満足している」「やや満足している」と答えた方の2人に1人が引越し後に家賃が上がっている、ということが分かりました。
また、引越し前後の家賃を年代別に見ると10~40代では家賃が高くなる人が増加する傾向が見られ、50代以降では家賃が安くなる人が増える傾向となりました。

まずは、引越し前後の家賃について年代別の結果を見ていきます。年代別にはどのような傾向が見られるのでしょうか。

■引越し前の家賃(年代別)

引越し前のお住まいの家賃を教えてください。(年代別)

■引越し後の家賃(年代別)

引越し後のお住まいの家賃を教えてください。(年代別)

引越し前後での年代別の家賃データを見ていきます。

引越し前後の家賃を比較すると、20代~40代は引越し後の方が家賃の高い人の割合が多くなっている一方で、50代~60代以上は、引越し後の方が家賃の安い人の割合が増加する結果となりました。

次は、引越し前後での家賃の増減と「生活の満足度」の関係について見ていきます。

■引越しよる家賃の増減

引越しによる家賃の増減(生活の満足度別)

引越し前後の家賃を比較すると、「非常に満足している」「やや満足している」と答えた方の50%以上が「家賃が上がった」ことが分かりました。
しかし、満足していない方では「家賃が下がった」割合が高くなっています。

より高い家賃を支払うことで、立地・建物の設備・築年数等、より好条件の住居に住むことができるため、生活の基盤となる住居の条件が良くなることは「生活の満足度」を向上させる一つの要素であると言えそうです。

最後に、「生活の満足度」別の家賃の割合について、ご紹介します。

■引越し前の家賃(生活の満足度別)

引越し前のお住まいの家賃を教えてください。(生活の満足度別)

■引越し後の家賃(生活の満足度別)

引越し後のお住まいの家賃を教えてください。(生活の満足度別)

引越し前後の家賃を比べると、「生活の満足度」が高いほど、引越し後の家賃の高い人が多い傾向にありました。

引越し後の家賃において「5.1~7万円」以上の占める割合を比較すると、「非常に満足している」では73.3%、「満足していない」では40%となり、「非常に満足している」では1.8倍も高い割合を占めています。

全国賃貸管理ビジネス協会の「全国家賃動向(2017年4月度)」が発表した調査結果(出典:http://www.pbn.jp/yachin/date/2017/04/)によると、全国の総平均賃料は、¥54,141であることから、「非常に満足している」方の70%以上が平均以上の家賃の住居に住んでいると考えられます。

よって、冒頭3つ目の仮説の通り、引越しをした人は新しい生活を始める住居への、好意的な感情により「生活の満足度」が高くなると言えるでしょう。

まとめ

今回の調査結果をまとめると、以下の通りです。

  • 引越しをした人は、10人中9人が生活に満足しており、
    内閣府の「国民生活に関する世論調査」と比較して約1.3倍も高い
  • 引越しをした人の「生活の満足度」が高いのは、ライフステージの好転が影響している
  • 年収・預貯金額は、引越しをした人の「生活の満足度」に必ずしも影響していない
  • 引越しをした人は、新しい生活を始める住居への好意的な感情により「生活の満足度」が高くなる

調査概要

調査エリア:全国
調査方法:当サイトをご利用の上、実際に引越しをされた方を対象にインターネットアンケートを実施
調査期間:2017年3月
サンプル数:2,297件

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