引越しで靴を上手に梱包する荷造りテクニック

更新日: 2024年1月29日

引っ越しで靴を上手に梱包する荷造りテクニック

この記事で解決すること
  • 靴は梱包前に清掃し、色移りや型崩れを防ぐ。
  • 梱包には箱やケースがあり、利点と欠点が存在する。
  • 引越し業者のボックスは便利だが、追加料金が発生することも。

引越しの荷造りをする際に、意外と梱包に迷ってしまう物が靴です。
ダンボールに入れたり、購入した時の箱に入れたりと梱包の仕方は様々ありますが、なるべく手間をかけずに荷造りしてしまいたいですよね。

そこで、このページでは、おすすめの靴の梱包・荷造りテクニックを解説していきます。
事前に梱包時の注意点と靴の梱包テクニックを把握して、荷造りをスムーズに進めていきましょう!

靴の梱包前に準備しておくこと

靴の梱包前に準備しておくこと

森田さんの写真

監修者:東急ハンズ 梅田店11階 森田 / シューケアマイスター ブログ

一般財団法人日本皮革製品メンテナンス協会による研修を受講し、筆記と実技による試験に2019年9月に合格。 現在シューケアマイスターとして東急ハンズ梅田店シューケア用品コーナーにて、お客様の相談や要望に合った商品をご案内しております。

靴の梱包を始める前に、以下の3点を行っておきましょう。

  • 靴の汚れを落とす
  • 靴の色移りを予防する
  • 靴の型崩れを予防する

それぞれの準備の仕方について、さらに詳しく見ていきましょう。

靴の汚れを落とす

普段使用している靴は、梱包する前に汚れを落としてきれいにしておきましょう。
靴が汚れているままだと、その他の靴と一緒に運んだ際、汚れが移ってしまう恐れがあります。
例えば、梱包時に泥のついた靴が混ざっていると、接している周囲の靴に泥汚れがついてしまうことが起こります。
そのため、梱包前には靴をきれいにしておくことが重要です。

それぞれの汚れの落とし方については、以下を参考にしてみてください。

スニーカーや運動靴
オールマイティ素材に対応しているスニーカー専用洗剤を使用するのが一般的です。
スニーカーは様々な素材が使用されている為、柔らかいブラシ、硬めのブラシを素材によって使い分けるのがコツです。
洗剤をつけたブラシを使ってスニーカーを磨き、泡で汚れを浮き上がらせたあとに、乾いたタオルなどで拭き取ります。
履き口から洗剤や水が入り込むと、内部の接着済が弱くなりスニーカーの耐久性が無くなるので、内側に洗剤や水が入らないよう注意しましょう。
革靴やブーツ
馬毛ブラシやクリーナーなどでほこりや汚れを落とした後、乾燥を防ぐため栄養クリームを塗りましょう。
沢山塗りすぎるとカビの栄養にもなってしまいますので、片足につきお米三粒くらいの量を薄く塗り伸ばして、豚毛ブラシでしっかりとブラッシングしましょう。

靴の色移りを予防する

靴の色移りを防ぐために、包装紙やプチプチなどを使って靴を包みましょう。
ただし、包装紙は印字されている面のインクが革に写ることがありますので注意する必要があります。
また、色の白い靴などは、派手な色を使った靴が接していると色が移ってしまう恐れがあります。

靴をビニール袋で包んで並べるイメージ

色移りを防ぐためには、靴を1足ずつ包装紙やビニール袋などで包むと良いです。
また、プチプチを使うと緩衝材としても役に立つので便利です。
ただし、エナメルやガラスレザーなどの素材の靴は、表面どうしが触れたままだと溶けてくっつく場合があるので、左右別々に梱包する必要があります。

靴の型崩れを予防する

靴を梱包する時は、重ね方や積み方に注意が必要です。
靴を積み重ねて梱包した場合、底部にある靴に荷重がかかり、型崩れしてしまうからです。
こういった荷重による型崩れを予防するには、購入した時のように、靴の中に紙を丸めたものを詰め込んでおくと良いでしょう。
木製のシューキーパがあればなおベストです。
補足としてつけ加えると、梅雨の湿気の多い時期は、アルコール不使用のカビ防止スプレーを靴全体に吹きかけると、カビの発生を防ぐことができます。

引越しの際に靴を収納できるグッズ4点

靴の梱包前にやるべき準備が終わったら、次に何に梱包するかを決めましょう。
以下のものに収納していくのがオススメです。

梱包方法 メリット デメリット
ダンボール箱 大量の靴を収納できる 底部の靴が荷重で型くずれする恐れがある
購入時の靴箱 靴の形状に合わせた梱包ができる 箱の個数が多いと運搬が大変になる
百均のシューズケース 梱包が楽になる 購入費がかかる
引越し業者のシューズケース 梱包が必要なく、運搬が楽 もしかしたら追加費用がかかるかもしれない

それぞれに収納する際のメリット・デメリットと、梱包のコツについて詳細をみて選びましょう。

ダンボール箱に靴を詰めて引越しをする場合

ダンボール箱に靴を収納するメリットは靴を大量に収納できることです。
ただし、一つのダンボールに靴を入れすぎると底部の靴に荷重がかかりすぎるため、型崩れの恐れがあります。
段ボール箱に靴を詰めていく際、型崩れが起きない積み方は以下の通りです。

シューズを互い違いに箱に入れているイメージ

はじめに、つま先とかかとを互い違いになるように靴底を合わせ、靴の側面が箱の底面と水平になるように立てます。
こうすることで、硬い靴底が上からの負荷に耐えてくれます。

靴と靴の間や、箱の側面とのスペースには、緩衝材になるように紙を丸めたものなどを詰めていきます。

靴を箱の中に積んでいるイメージ

靴の数が多い場合は、多段にしていきます。
この際、段と段の間にも緩衝材となるよう、紙をなどを敷き詰めておきます。

靴の種類によって積み分けているイメージ

靴を積んでいく際は、スニーカーなど柔らかい靴はなるべく底の方にいれて、緩衝材等を使って隙間を埋めておくと荷重が軽減されます。
型崩れしやすい革靴やヒール類は、なるべくダンボール箱の上の方に積むのがコツです。

購入した時の箱に靴を箱詰めする場合

箱を重ねて紐でくくったイメージ

購入した際の箱を使用して靴を運搬する方法です。
この方法のメリットは、箱がそれぞれの靴の大きさ、形状に合っているので型崩れなどが起きにくくなることです。
しかし、1足ずつの梱包になるため、靴の数が多くなる場合には運搬や荷解きが大変になるというデメリットがあります。

図のように、複数の箱を紐でくくることで運搬が楽になり、また、運んでいる際に箱から靴が落下することも防ぐことができオススメです。

百円均一で購入できるシューズケースに靴を箱詰めする場合

百円ショップで靴収納専用の用ケースを購入することができます。
靴を入れるだけなので、梱包が非常に楽であるというメリットがあります。
ただし、靴が多いとシューズケースを購入する金額がかさんでしまうので注意してください。
また、梱包方法はシューズケースに靴をいれるだけですが、湿気が気になる方は「乾燥除湿剤」を一緒に入れておきましょう。

シューズケースはセリアやキャンドゥなどの百円ショップか、もしくはニトリのような家具の販売店でも購入できます。

セリアのシューズケース

セリア
100円ショップでありながら、豊富でおしゃれな品揃えが特徴。
シューズケースもシンプルなデザインで機能的です。

出典:twitter.com

ニトリのシューズケース

ニトリ
日用品から大きな家具まで、生活に不可欠なものを販売。
シューズケースにも様々なラインナップがあり、値段も400円程度で買い求めやすいです。

出典:www.nitori-net.jp

引越し業者が用意するシューズボックスに靴を箱詰めする場合

「シューズボックス」とは、引越し業者が提供してくれる梱包アイテムの一つです。
靴やブーツを入れるための専用アイテムなので、下駄箱をそのまま移動させるイメージで非常に運搬が楽になります。
ただし、引越し業者によってはオプション料金が必要になるため、利用方法などは事前に引越し業者に確認してください。

以下の引越し業者はシューズボックスの取り扱いがあります。

  • サカイ引越しセンター
  • アート引越しセンター
  • 日本通運
  • ヤマトホームコンビニエンス

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

サカイ引越しセンターの靴収納アイテム

サカイ引越しセンターでは基本サービスの一つとして、「シューズBOX」を利用できます。
こちらは、一つで12足を収納でき、仕切りを外せばブーツなども収納可能です。
シューズBOXは無料で引越し当日に、トラックで運んできてくれます。
詳しくは、サカイ引越しセンターをご覧ください。

アート引越しセンターの靴収納アイテム

アート引越センターでは、オリジナルで開発した「エコ楽ボックス シューズケース」を使用しています。
エコ楽ボックスは、紙資材を使わず引越し時のゴミを減らすことができる環境にやさしい資材です。
こちらのシューズケースはプラスチック製でできており、16足の靴を収納可能です。
詳しくは、アート引越センターをご覧ください。

日本通運の靴収納アイテム

日本通運ではレンタル資材として、プラスチック製のシューズボックスがあります。
こちらは、無料で日本通運からレンタルできるものですが、自分で組み立てるタイプのものです。
近距離引越(同日に発着予定のお引越し)のみ利用可能ですので、注意してください。
詳しくは、日本通運をご覧ください。

ヤマトホームコンビニエンスの靴収納アイテム

ヤマトホームコンビニエンスでも、シューズボックスをレンタルすることで使用できます。
最大10足の靴が収納でき、無料です。
詳しくは、ヤマトホームコンビニエンスをご覧ください。

靴の梱包・搬送に関するよくある質問

靴を靴箱に入れたまま引っ越し業者に配送してもらうことは可能ですか?

靴箱(下駄箱)のままでも運んでもうことができる場合があります。ただし大量に靴が入っているなど、重量がある場合は別途段ボールに入れなおすように言われることもあります。引越し業者と相談してみましょう。

ロングブーツなどの型崩れを防ぐにはどうすればいいですか?

シューキーパーが100均で販売されていますので使用することをおすすめします。型崩れしやすい靴(革靴やロングブーツ)などは輸送中にシューキーパーを使いましょう。シューキーパーは靴に入れっぱなしだと逆に型崩れの原因になる場合があるため注意しましょう。

まとめ

引越しで靴を梱包する際に準備すべきことと梱包のコツについてまとめると以下のとおりです。

  • 梱包前に靴の汚れを落として、新聞紙や緩衝材で包む
  • つま先とかかとを互い違いになるように靴底を合わせて積み上げる
  • 引越し業者の提供するシューズボックスなどを利用する

引越し時の靴は様々な方法で梱包できますが、靴をしっかりケアすることで型崩れや汚れから守ることが大切です。
事前にやるべきことを把握して、きちんと靴を運べるよう梱包しましょう。

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