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更新日: 2024年3月1日
軽トラックを借りて自分で引っ越しをする場合、だいたい1万円~3万円ほどで引っ越しができそうです。
引越し業者に依頼をするより相場料金は安く済みますが、新居までの距離が遠くなるほどレンタル料金は高くなります。
おおよそ300km以上の距離があると、引越し業者に依頼をした場合との費用の差がなくなる傾向があります。
そのため、遠距離の引っ越しの場合は業者に依頼をした方がお得に引っ越しができる可能性が高いです。
ここからは、詳しい料金のほか軽トラックで引っ越しをするときに気を付けるポイントなども紹介していきます。
目次
軽トラックをレンタルして引っ越しをする場合、レンタル料金のほかにガソリン代、資材にかかる費用、作業を手伝ってもらう場合はその謝礼など、様々な費用がかかります。
それぞれの料金や自分の引越し距離なども確認し、事前に見積もりを計算しておくのがおすすめです。
項目 | 相場料金 |
---|---|
レンタル料金 | 5,000円~9,000円 |
ガソリン代 | 500円~1,000円 |
資材にかかる費用 | 0~5,000円 |
謝礼 | 0~10,000円/人 |
ここからは、それぞれの相場料金について、詳しく紹介していきます。
各社通常期の軽トラックのレンタル料金(一般料金)は以下のとおりです。
※2023年12月17日時点
ただし、レンタカー業者と引っ越し業者は繁忙期が異なります。
レンタカーの場合、お盆、正月、ゴールデンウイークなど連休がある時期や行楽シーズンなどは、繁忙期のため割増料金がかかります。
そのため、大型連休を利用して引っ越しをする場合は、引っ越し業者に依頼する場合と比べてあまり安くならない可能性が高くなるでしょう。
逆に、引っ越しの最繁忙期の3月はレンタカー業界の繁忙期ではないため、大幅に安く引っ越せるかもしれません。
レンタカーとして貸し出されることの多い軽トラックの実燃費を調べると、1リットルのガソリンで13~15km程度走行できるものが多いようです。
ただし、冷房を使ったり、重い荷物を積んだりすると燃費は悪くなります。
道が混んでいる場合も通常より多くのガソリンを消費します。
1リットル当たりのガソリン代を170円、1リットルのガソリンで10km走行すると仮定し、新居と旧居を1往復した場合にかかるガソリン代は以下の表のとおりです。
引っ越しの距離(片道) | ガソリン代 |
---|---|
10km(東京駅⇔品川駅) | 170円×20/10km=340円 |
20km(東京駅⇔吉祥寺駅) | 170円×40/10km=680円 |
50km(東京駅⇔鎌倉駅) | 170円×100/10km=1,700円 |
レンタカーを利用する際は、ガソリンを満タンにして返却しないと、割高なガソリン代がかかってしまうため、できる限り返却前に給油するようにしてください。
自分で引っ越しをする場合は、ダンボールや梱包資材なども自分で調達しなければいけません。
新品のダンボールは、ホームセンターや通販などで、1枚300円~400円ほどで購入可能です。
通販では、引っ越しで使用するサイズのダンボールや資材などを揃えた「引越しセット」なども販売しています。
■ 引越しセットの一例
料金 | セット内容 | |
---|---|---|
アースダンボール | 2,980円 |
Mサイズ5枚 Lサイズ5枚 |
ダンボールワン | 3,729円 |
中サイズ10枚 大サイズ5枚 ガムテープ1つ プチプチシート1枚 布団袋1枚 |
また、近所のドラックストアやコンビニエンスストア、量販店などで無料でダンボールを入手することも可能です。
詳しくは「引越し用ダンボールを安く購入できるサイトと無料で入手する方法」で紹介していますので、参考にしてください。
友人に引っ越し作業を手伝ってもらった場合、必須ではありませんが、気持ちばかりの謝礼を渡したほうが良いでしょう。
謝礼の相場は、学生で3,000円、社会人で5,000円、上司など目上の人の場合は1万円程度といわれていますが、関係性や拘束時間などによっても変わってきます。
現金で渡す方法のほかに、相場程度の金額のごはんをごちそうする、ギフトカードや菓子折りなどを送るという方法もあります。
軽トラックのレンタル料金とガソリン代、梱包資材、友達に手伝ってもらう場合の謝礼を加味して、引っ越しにかかる費用の総額を計算してみました。
■ 料金シミュレーションの結果(単身引越しの場合)
引越し距離 | 軽トラックの引っ越し | 引越し業者の相場料金 |
---|---|---|
市内の引っ越し | 12,450円 | 27,000円 |
近隣の市への引っ越し | 19,290円 | 27,000円 |
県外への引っ越し | 24,759円 | 30,000円 |
車で1時間程度の県外への引っ越しの場合、謝礼なども含めて約2.5万円ほどかかることがわかりました。
ただし、単身の引っ越しの場合、これ以上遠くへの引っ越しとなると、作業を手伝ってもらうことも、自分で運ぶことも困難になります。
そのため、車で2時間以上かかるような長距離の引っ越しの場合は、料金に関わらず引越し業者に依頼することをおすすめします。
車で片道20分程度の距離の引っ越しをする場合、引っ越しにかかる時間は短くて2時間程度、2往復する場合でも6時間以内に完了させることは難しくないでしょう。
市内の引っ越しでできる限り費用を節約した場合のシミュレーションは以下のとおりです。
費目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
レンタカー | 5,610円 |
※12時間まで ※ニコニコレンタカー |
ガソリン | 340円 | ※合計20km程度走行 |
梱包資材 | 500円 | ※ダンボールは無料のものを調達 |
謝礼 | 6,000円 | 1人3,000円×2 |
合計 | 12,450円 |
乗り捨てを希望する場合は、6時間までの利用料が6,270円、12時間までなら7,590円で、営業所間の距離が20km未満の場合は乗捨手数料無料のニッポンレンタカーという選択肢もおすすめです。
車で片道40分程度の近隣の市へ引っ越しする場合も、市内の引っ越しとかかる費用は大きく変わらないでしょう。
ただし、荷物が多く、新居と旧居を数往復する場合は、レンタカーの予約時間を超過しないよう注意が必要です。
費目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
レンタカー | 5,610円 |
※12時間まで ※ニコニコレンタカー |
ガソリン | 680円 | ※合計40km程度走行 |
梱包資材 | 3,000円 | ※通販サイトで調達 |
謝礼 | 10,000円 | 1人5,000円×2 |
合計 | 19,290円 |
引っ越しにかかる費用を節約したい場合は、梱包資材の調達方法などを調整しましょう。
車で1時間程度かかる少し離れた土地に引っ越しをする場合、旧居近くで借りたレンタカーを返却しに戻る時間や手間がもったいないと感じる人もいるでしょう。
片道のみレンタカーを借りることを想定したシミュレーションは以下のとおりです。
費目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
レンタカー |
7,590円 3,520円(乗捨手数料) |
※12時間まで ※ニッポンレンタカー ※乗捨手数料は東京・横浜間の場合 |
ガソリン | 680円 | ※40km程度走行(片道のみ) |
梱包資材 | 3,000円 | ※通販サイトで調達 |
謝礼 | 10,000円 | 1人5,000円×2 |
合計 | 24,790円 |
片道のみレンタカーを使う場合、店舗間の距離に比例して手数料が高くなる点に注意してください。
また、レンタカーを返却しない場合は、作業を手伝ってくれる友人・知人への謝礼に交通費を含めるよう気を付けましょう。
一般的に引っ越し業者に依頼せずに、自分で作業をしたほうが安くつくように思えますが、実はそうとも限りません。
<距離ごとのレンタカーと引越し業者の料金比較>
レンタカー | 引越し業者 | |
---|---|---|
短距離(10Km) | 15,262円 | 21,002円 |
中距離(30Km) | 19,814円 | 24,850円 |
長距離(350Km) | 58,664円 | 58,314円 |
引越し侍が過去に行った調査によると、30km程度までは引越し業者に依頼するより、自分で引っ越しをした方が安い傾向にあります。
しかし、350kmを超えると、レンタル料金や謝礼代などがかさみ、引越し業者の料金とほぼ変わらない値段となります。
1人で全ての引っ越し作業を行えるのであれば、謝礼の支払いが必要ないため、1万円以内で引っ越しをすることも不可能ではありません。
引っ越し業者に依頼する費用が1万円以内に収まる可能性は極めて低いため、引っ越しをする距離などに関係なく自分で引っ越したほうが安くなると考えられます。
しかし、重い荷物がある、自分で運転できないなどの理由で、人の手伝いが必要な場合は、謝礼などを加味すると、引っ越し業者に依頼した方が安くなるケースも珍しくありません。
引っ越しを手伝ってくれる人が見つからないけれど、軽トラックを使って安く引っ越しをしたい場合は、赤帽に依頼するという選択肢もあります。
作業員が原則1人のため、依頼者も作業を手伝う必要がありますが、軽トラックの運転と運搬作業を格安でお願いできる点がメリットです。
軽トラックでの引っ越しは、繁忙期の引っ越しか、初めての一人暮らしで、近距離の引っ越しにおすすめです。
3月・4月の繁忙期の引っ越しは、業者の料金が高くなりやすいほか、予約も取りにくくなるため、自分で引っ越しをしたほうが安くなりやすいです。
また、初めての一人暮らしで家具や家電を新居で購入する予定の場合は、運ぶ荷物が少ないため自分で引っ越しをすることも可能です。
いずれの場合も、近距離の引っ越しであることが前提ですが、少しでも安くしたい場合は軽トラックでの引っ越しも検討してみましょう。
軽トラックでの引っ越しがおすすめできないのは、荷物が多い人やデリケートな荷物がある人、また長距離引っ越しの人です。
そもそも、軽トラックに載せることができる荷物の大きさは決まっており、大型の冷蔵庫や大量の荷物を軽トラックで運ぶことはできません。
また、楽器や精密機器などを運搬に慣れていない人が動かして壊してしまうと、運搬費用以上に修理費用がかかる可能性もあります。
さらに、引越し距離が長くなるほど、レンタカーと引越し業者の料金の差は少なくなる傾向があります。
長時間運転する労力や時間などを加味すると、引越し業者に依頼しても損をするほどの料金差はないでしょう。
引っ越しでよく使われる軽トラックの荷台のサイズは、横幅約141cm×奥行き約194cm×高さ140~200cmのものが一般的で、最大350kgまでの荷物を積むことができます。(350kgには乗る人の体重は含まれません。)
荷物のサイズは、原則荷台に載るサイズ、かつ、荷台に載った状態で地面から2.5mまでの高さまでという制限があります。
軽トラックの荷台の高さは65cm前後の場合が多いため、高さ180cm程度までの家具家電であれば軽トラックに載せられる計算です。
道路交通法では、車両の10分の1までであれば、荷物が前後にはみ出しても問題ありません。
しかし、荷物がはみ出している状態で走行するのは、車体のバランスが悪くなり、危険をともないます。
折りたためないマットレスなど荷台に収まらない荷物がある場合は、引っ越し業者に依頼する、より大きなトラックを借りるなど他の選択肢を検討しましょう。
軽トラックに積むことができる荷物量の目安は以下のとおりです。
■ 軽トラックに積める荷物量の目安
例1 | 一人暮らし用小型冷蔵庫、洗濯機(縦型、単身用)、小型テレビ、電子レンジ、ふとん、段ボール(10箱) |
---|---|
例2 | 折り畳み式のテーブル、3段ボックス×1、衣装ケース×3、マットレス(シングルサイズ、折り畳み)、ふとん、段ボール(10箱) |
例3 | 120サイズダンボール(30~40箱) |
軽トラックで引っ越しをする場合は、走っている最中に荷物が落下したり、故障したりすることがないように、工夫して荷物を積む必要があります。
特に以下の4つの注意点を押さえて軽トラックでの引っ越しを行ってください。
軽トラックに荷物を積む際に、何段にもダンボールなどの荷物を積み重ねて運ぶと、運んでいる間に荷物が動いてバランスを崩したり、落下したりするリスクが高まります。
できる限り2~3段までになるように積み、動かないようにしっかりと固定してください。
荷物を積む際には、重いものを下に、軽いものを上に積むのが鉄則です。
車体が安定するように、全体的なバランスを意識して積み込むようにしてください。
軽トラックに積まれた荷物が運搬中に動いてしまうと、落下や故障などの原因になります。
特に上に重ねた荷物は落ちやすいので、シートやロープを利用して、しっかりと固定してください。
ロープやシートはホームセンターなどで購入できるほか、レンタカー業者でも借りられる場合もあります。
荷物の落下防止のほか、雨風から荷物を守るためにも、ブルーシートや幌で荷物を覆うようにしましょう。
レンタカー業者によっては、幌付きの軽トラックを貸し出していることがあります。
天候や落下の危険を考えると幌付きの軽トラックがベストですが、難しい場合はブルーシートなどで代用するとよいでしょう。
軽トラックで引っ越しをする場合は、1万円~3万円程度で引っ越しが可能です。
ただし、長距離になるほど高くなりやすく、引越し業者に依頼しても大きな料金差はなくなります。
そのため、車で1時間程度を超える距離に引っ越しをする場合は、引越し業者に依頼するのをおすすめします。
また、大型の荷物や荷物量が多い場合も、引越し業者に依頼したほうが安く、安全に引っ越しができる可能性が高いです。
引越し距離や荷物状況などを加味して、ベストな引越し方法を選択しましょう。
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引っ越しの見積もりを依頼するコツは、情報をなるべく正確に入力する事です。それにより自分の引っ越しにいくらかかるか正確な金額が把握できます。
引っ越しの費用を安くするポイントは複数の見積もりを比較して最安値の引越し業者を見つけることです。
引っ越しの費用が足りない場合には「クレジットカード」払いに対応した引越し業者もあります。
一人暮らしの引っ越しにかかる初期費用の総額は、家賃の6か月分を目安として計算しておくと良いでしょう!(家賃が7万であれば42万)
また、引っ越しの料金を抑えるには「単身専用パック」や「長距離プラン」など自分にあったサービスを利用しましょう。
敷金や礼金なしの物件を選ぶことでも初期費用を安く済ませられます。
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